藁運び
稲刈りが終了した田んぼの藁は天日でよく乾燥させてから梱包します。
この藁は冬のビニールハウスの中の敷き藁になります。
密閉されたハウス内の湿度調整はこの稲わらが一番。
トラックに荷崩れしないように上手く積み込むのが難しいんです。
今日は約500個の藁を運び出しました。
農業生産法人 株式会社宮崎アグリアート
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最高の状態でお届けするために
コンバインで収穫されたお米は乾燥・調整プラントに持ち込まれま
ここで刈ったばかりの生の籾(水分値25%くらい)を乾燥して15%にします。
どうして乾燥させるのかというと、まずは貯蔵性の向上があります。
水分値が高いまま保存すると、お米は発酵したりカビたりして、食味を落としてしまいます。
特に雨などにあたった籾はわずか2、3時間放置しただけで蒸れて味を落とします。
ですので、収穫が終わった籾は速やかに「乾燥機」に入れて通風し、群れを防止します。
乾燥も遠赤外線でじっくりと低温で仕上げます。
効率だけを重視して高温で短時間に乾燥すると味を下げる要因となるからです。
もうひとつは籾を摺りやすくするためです。
乾燥した籾は「籾摺り機」でもみ殻を剥ぎ玄米にします。この時にお米に圧力をかけて
もみ殻をはぎ取るのですが、水分が高いとお米がつぶれてしまいます。
籾摺りを終え、籾から玄米になったお米は、選別されます。
選別網を通り、粒の小さいお米や未熟なお米を取り除きます。
その後、さらにお米一粒一粒をCCDカメラで撮影し、虫に吸われて黒くなったものや異物等をチェックし、
空気の力で弾き出すという気の遠くなるような作業を一瞬でおこなってくれる「色彩選別機」を通ります。
そして計量作業に入ります。
ここで袋詰めされたお米は「格付」という作業に入ります。正しい行程で生産されたか、作業の履歴などを
確認し、パスしたものだけが有機栽培米の格付けをすることができます。この行程が最終チェックポイントですので
一番気を使う作業となります。
袋詰めを終えたお米は検査場へ行き「穀物検査法」に基づいて、品質、品種、重量、水分値などを検査し、等級が
決定します。(ちなみに今年は無事全量1等米でした。)
検査から帰ってきたお米は直ちに出荷または保冷庫にて保管します。
保冷庫内は一定の温度と湿度で管理され、いつでもフレッシュな状態で出荷できるようになってます。
このように収穫したお米は様々な工夫をして最前の状態で皆様にお届けできるよう考えております。
田畑での作業だけが思い浮かびがちですが、見えないところの作業が非常に重要なのです。
いよいよ25年産米の収穫です。
宮崎はこの1ヶ月間晴天続き
稲の生育もお陰様で早まり、例年より1週間ほど早く収穫時期を迎えました。
突き抜けるような空の青さに黄金色の稲穂が映えます。
10日間で20ha(サッカー場の約28個分、400m×500m)の稲を収穫します。
米づくりは毎年変わる気候に応じて毎年違った管理になります。
今年は田植え時期の3月下旬から4月上旬は気温も例年よりも高く初期生育は順調でしたが
4月中旬より少し気温が低めに推移し、分げつ(株分かれ)が乏しい状況でした。例年より5日遅れの生育。
中耕やチェーン除草で根への酸素供給を促しました。
5月の下旬には梅雨が到来し 、約3週間ほぼ雨模様の日々が続き、草丈だけが伸びていきました。
7月に入ると打って変わって晴れの日が続き、一気に穂も成長し、例年並みの出穂時期を迎えました。
そして、いよいよ収穫。一株一株は少ない茎数だったのですが、1穂に籾は100〜120粒ついてくれていました。
有機の稲づくりは様々な苦労がいっぱい。
しかし、この日の喜びはそれまでの苦労をすべて良い思い出に変えてくれている気がします。
25年産 最後の田植え
ようやく田植えのラストです。
3月27日に田植えを開始して本日は7月17日。
4ヶ月に渡る田植え。つまり1年の3分の1田植えをしていることになります。
宮崎ならでは。
品種は朝紫(黒米)。プリンセスサリー(長粒米)。
早期水稲はあと2週間で稲刈り。
やっぱり、宮崎ならでは。
25年産米の出穂
いつものように田んぼを見回っていると
出穂がはじまりました。
これは有機栽培米のミルキークイーンです。
今年は6月は雨が多くまともな梅雨です。
曇天続きの中でもたくましく穂を育んでくれていたようです。
これから先はカメムシとの戦い。
無農薬でカメムシの虫害から守り抜くには畦の草刈や
肥料が過度に効きすぎないようにすることが大切です。
今年も戦いです。
今年は4月上旬の天候・気温が良く順調な生育です。
と、同時に雑草にとっても最高の条件。
ヒエぇ〜!!
その名の通りヒエです。水面下ではホタルイも待ち構えています。
水深が少し浅いとすぐにこんな状態になってしまいます。
そこで活躍するのがこの秘密兵器「チェーン除草機」
田植機を改造してチェーンを後ろに取り付け田んぼの中を引いてまわります。
するとチェーンが見えなくなるほどびっしりと雑草が….
肝心な稲はチェーンが通ることで根に酸素が供給されて元気になります。
今年もなんとか乗り切っていきたいです。
25年産米 田植えスタート!
25年産米の田植えが始まりました!
例年より暖かめの今シーズン。遅霜よ来ないでくれ〜!と願いつつ田植え初め。
約2週間かけての田植えが始まりました。
今年は順調!
毎年苦戦続きの有機育苗ですが
今年は例年に比べかなり良い状態です。
追肥の際のムラがあるものの、まあ許容範囲ということで。
根の張り、色も異常なし。
毎年毎年勉強になります。普通作の育苗はもっといい苗作るぞ〜!
夜な夜な代掻き
代掻き作業のピークです。
連日夜遅くまでの代掻き作業。
入水後と田植え前の2回代掻きを行ないます。
まだまだ水温も低いので、田植えまでの間じんわりと土の準備が整っていくのです。
代掻きの合図
田んぼの中や水路には蛙の卵が多く見えるようになりました。
そろそろ代掻きの準備です。