27年産米の種まき
2/11、2/12に稲の種まきを行いました。
2日間で約9000枚の苗を作ります。
苗をなぜ「枚」で数えるかというと下のような「苗箱」という箱の中で苗を育てるからです。
約30cm×60cmの箱の中に約100gの種籾を専用の機械で播いていきます。
ちなみに9000枚の苗は約2700人が1年間食べるお米になります。(詳しくは26年産米種まきをご覧ください。)
アグリアートの有機栽培米はこの苗に使う土にももちろん一切の化学肥料や農薬を使いません。
早期水稲の育苗はまだまだ地温も上がりにくい中ですので有機肥料のみでの管理はとても苦労しますが
今年は配合を工夫し去年よりももっと良い結果になることを期待しています。
並べ終わった苗は専用のシートで覆って芽が出てくるのを待ちます。
予定では2/17ですがどうなることでしょうか?
27年産米のはじまり
27年産米の種まきが終わりました。
種まきが終わると田植えまで残り45日ということになります。
(宮崎は超早場米の産地ですので3月の下旬には田植えです!)
一口に種まきとは言っても下準備から色々と大変な作業があります。
アグリアートの米作りは海から始まります。
ここは日南市のとある漁港。
ここで禊(みそぎ)のための海水を汲みせてもらいます。
海の神様に挨拶をしてからスタートです。
禊と言っても人間が海に入るわけではありません。実は種籾を禊ぐのです。
約1トンの海水を汲みました。
汲んだ海水に種籾を浸けることで種籾の雑菌を抑制し同時に籾内にミネラルが浸透すると考えています。
また不良種子を比重で浮かせて取り除く作業も行います。
禊が終わった種子には熱湯風呂が待ち構えています。
なんだか若手お笑い芸人のような扱いですね(笑)
60度をキープしたお湯に10分間浸すことで禊では抑えきれない病原菌を死滅させます。
熱湯につけ終わると直ちに冷やします。
そしてようやく催芽(さいが)という行程に移ります。
稲は「平均水温×日数=100℃」で発芽すると言われています。
全ては種まき予定の日から逆算して準備するのでとってもシビアな管理となります。
催芽開始から9日目。無事発芽が確認。直ちに種籾を干しあげます。
ようやく種籾の準備が完了です。
黒米味噌の仕込み1
今日は1月にしては暖かな朝。
味噌づくりの為の麹の仕込みをするにはとても良い日でした。
宮崎の農家は秋から冬の時期に味噌を仕込むところが多く、それは冬が時間が取りやすいことと
比較的温暖なので上手くすれば麹づくりもできるからだろうと麹屋さんがおっしゃってました。
1昼夜水につけておいた原料のお米は農園で収穫した黒米とコシヒカリです。
一斗五升(24kg)の麹を仕込むので家中のセイロと蒸し器を総動員して台所と外のかまどで蒸し上げました。
蒸しあがったお米に種麹を上から振りかけて混ぜていきます。
麹菌にとってより良い環境をつくるために温度管理がとてもシビアです。
今日はちょうど宮崎農業高校の生徒さんたちが農園実習に来ていたので
一緒に仕込みを手伝ってもらいました。おかげさまで午前中にはなんとか仕込みが終わりました。
湯たんぽや布団で保温して我が家で一番日当たりの良い子供部屋はしばらく麹部屋と化します。
しばらくの間、部屋が狭くなる上に湯たんぽまで取られてしまう子供達でしたが、
「これが甘酒になるとよ〜。」というと
甘酒が飲めると期待したのか、すんなり納得した様子(笑)で
「こうじ君、こうじ君」と呼んでいます。
つづく
ぬか床
農園のお米からできた米ぬかが発売されました!
宮崎は串間市にある幸島の海水を釜で炊いた『Happy Salt』とセットです!
この塩職人「ネジ」氏は農園にも何度も遊びに来てくれている仲ですが、
コラボしてるなんて全然気づいてませんでした(笑)。
詳しい内容はこちらから ↓↓
http://www.vegeovegeco.com/products/detail53.html
ぬか漬け
赤大根、あやめ雪のぬか漬け出来ました。
色がとても綺麗に仕上がりました。二種とも、歯ごたえと風味がとてもよいです。
糠床は、有機栽培米ミルキークイーンの糠を使っています。
玄米焼きおにぎり
ミルキークイーン玄米を焼きおにぎりに。
醤油と玄米の旨味がマッチしてます。
特に、ミルキークイーンはもっちりした食感なので、焼きおにぎりにはもってこいです。こんがりめが美味しい
出穂
出穂 「しゅっすい」
例年より少し遅い出穂を迎えました。
葉に蓄えた養分を今から稲穂に転じていく時期です。
青々としていた葉が薄くなっていきます。
えんどう豆ご飯
畑では紫えんどうが大豊作。
そこで豆ご飯をすることにしました。
鞘ごと茹でて、煮汁を使ってご飯を炊きます。
炊きあがりはあまり色がありませんが徐々にピンク色に染まっていきます。
豆の風味がとても食欲をそそります。
稲も育てば草も育つ
田植えを終えて1ヶ月。水温もようやく上がり稲の根も動き始めました。
と同時に雑草も一斉に発芽してきました。
田んぼの水位や代かきの状態など少しの条件の違いで雑草が出てしまいます。
下の写真が雑草。これを除草機を使って取っていきます。
26年産米の田植えスタート
今年も田植えのスタートです。
ここ宮崎は早場米の産地。3月下旬には田植えがはじまり、7月の下旬には収穫です。
今年は新しい田植機で好調なスタートです!