マンゴーの手入れ
最近だいぶん夜の気温も下がってきました。
良い花芽がくるように余計な枝や葉っぱを除去する作業です。
珍しい葉っぱを見つけました!
Vサインですね。いいことあるかも!
住処づくり
今日は畝間に発酵鶏糞と枯れ草を敷き詰める作業です。
完熟発酵した鶏糞を撒いた上に
枯れ草を敷き詰めます。
土と鶏糞と草のサンドイッチ。
このには様々な小動物や昆虫が住みつきはじめます。
枯れ草も鶏糞と土壌水分によってほんのり熱を伴ってじっくりと腐食しはじめます。
様々なカビや酵母なども相成ってビニールハウスの中でも多様な生態系が生まれます。
今年はきゅうりハウスも同様に敷き詰める予定です。
24年産最後の収穫
24年産米の最後の収穫です。
プリンセスサリーという長粒米です。
長粒米と言えば皆さんいわゆる「タイ米」をイメージされると思うのですが、
まさにその長細い米です。
お米の中でもインディカ種という部類に入るのがこの長粒種。
ちなみに私たちが普段食べているのはジャポニカ種といいます。
1993年の米の大不作の年、政府がタイ米を緊急輸入したことは記憶に新しいと思います。
その時にパサパサしたこのインディカ種を口にされた方も多いでしょう。
当時は仕方なく普通のご飯に混ぜて食べていたので、あまり良いイメージを持っている方はいないと
思われますが、このインディカ種、調理の仕方によってとても美味しくいただけます。
おすすめの召し上がり方はまた今度ご紹介したいと思います!
きゅうりの様子
9月17日に定植したきゅうり。しっかりと根を張って勢いが増してきました。
生育も揃っていて順調な滑り出しです。
このままいけば10月下頃には収穫がはじまりそうです。
生育の早い樹では枝の整理がはじまりました。
節についている小さな花芽わかりますか〜?
ピーマンの植え付け
ピーマンの定植を行いました。
11アールのハウスに約1000本の苗木を植え付けます。
1年越しのピーマン栽培。期待が膨らみます。
今回の品種は「京ゆたか」ピーマン栽培の盛んな宮崎では最もポピュラーな品種です。
これから支柱で苗木を支えてあげたり、紐で枝を吊ったり。
最初の作業が結構大変です。
野良音
今日は田んぼがコンサートステージへと様変わり。
野良!と地元の有志で企画したイベントです。
(詳しい内容はコチラにとてもわかりやすく掲載してあります。)
7月末に収穫を終えた約35アールの水田をこつこつと整備して、
前日までの雨に手こずりながらも無事に素敵な会場に仕上がりました!
何はともあれ、多くの方々に田んぼに足を運んでもらって、
五感でふるさとの自然や人のぬくもりを感じていただけたかと思います。
きっと明日の食卓に上るご飯を見て、田んぼの風景を思い出してくれるのではと思います。
生き物調査
先日、地元の農地・水保全管理活動の一環として行われている
「田んぼの学校」の夏のカリキュラム『生き物調査』がありました。
まずは水田周辺の昆虫の観察。早期米の収穫を終えた田んぼの畦。
キリギリス、ショウリョウバッタ、トノサマバッタなどのバッタ類
ツマグロヒョウモン、モンシロチョウなどの蝶
シオカラトンボ、アオモンイトトンボなどのトンボ類が生息していました。
つづいて水路の生き物調査。
水路の堰の中の水を抜き出して魚たちを調査しやすくします。
一斉に魚たちを囲みます。浅瀬に追いやられた魚たちが足の横をすり抜けていくのがわかるほど
大量にいます。
「穫ったど〜!」毎回捕まえるのが楽しみのウナギです。
実は毎回、子供たちよりも準備する我々大人たちの方が目を輝かせて童心に返って楽しんでいます(笑)
スジエビと下に見えるのはシジミ。
ハエ(オイカワ)とメダカ
ジャンボタニシとカワニナ横には1cmほどの小さなハゼ?ヨシノボリ?の群れがびっしり。
ヤマタロガニ(モクズガニ)おなじみのカニです。
他にもコイ、ギンブナなど多くの魚や貝、水生昆虫が発見できました。
しかし、今回の調査ではメダカにしてもヒメダカ、カダヤシが多く固有種のクロメダカは発見されず。
タナゴもタイリクバラタナゴが生息していました。他にもアカミミガメ(ペット用の亀)も捕獲しました。
私が子供の頃(約20年前)は用水路にはメダカやタナゴ(もちろん在来種)がたくさんいて、
家の水槽で飼育していましたが、まさに私の知っているこの間に自然が崩れていってます。
しかし、その一方で排水路等に関しては20年前くらいが一番汚かったようです。化学肥料、農薬等の多用。
生活排水等による汚濁。それが近年の適正な肥料・農薬等の使用や、減化学肥料・農薬の推進によって
少しずつ改善されたのも事実です。崩れてしまった生態系を取り戻すことは不可能に近いのが現実です。
我々は少しでも良い水質環境を未来に残すべく、努力していきたいと思います。
堆肥のおはなし
一般に農業生産においては、田畑に施す肥料の名称はわかっても、
その原料が何なのかまではあまり気にされていません。
本当に安心安全な農作物を作るうえで土に施す肥料の由来まで知ることは大切です。
有機ほ場では原材料、製造工程の不明な資材は一切使用しません。
アグリアートで利用する堆肥にはいくつかありますが、
その中で主軸となるのが「発酵鶏糞稲わら堆肥」です。
こちらが(ぐんけい農園様)です。
こちらの鶏舎では「みやざき地頭鶏」が飼育されています。
なんと1㎡あたり2羽以下という環境でのびのびと飼育されています。
一般的なブロイラーは1㎡あたり15〜16羽ということから比較すると地頭鶏の貴重さがよくわかります。
そこの敷き床に使用されているのがアグリアートの稲わらです。
ここですくすくと育った鶏の糞と敷き床のわらによって「鶏糞稲わら堆肥」ができます。
これを何度か切り返し発酵を促します。
堆肥に白いものが写っていますが、これは放線菌です。
これを畑や田んぼに施すことによって、土中の微生物が活性化し、良質な土壌になります。
24年産米の稲刈り無事に終了しました!
お待たせしました!ようやく24年産米のご報告です。
稲刈りに追われてしまい、すっかり更新を怠ってしまいました。
さて、24年産米は食味を第一に考えた土作りを行いました。
できる限り肥料を控え、ミネラル豊富な土で育ったお米です。
しかし、今年は大変苦戦の年でした。稲を刈ってる最中もいきなりの雨がきて中断したり、なんとか刈り終えた所です。
苗の管理、雑草対策、思わぬ長雨、上手くいった所もあれば、なかなか力及ばないとこがあり、ふたを開けてみると収穫量
は例年以下となってしまいました。
毎年、思ったようにはなかなかいかないのが米作り。一作一作が勉強です。
9月初めには店頭に並ぶ予定ですのでお待ちくださませ!
稲わら梱包
稲刈り終了後の稲わらは田んぼに戻す以外にもいろいろな方法で使用します。
稲わらを梱包する作業風景です。
1つは胡瓜やマンゴー栽培で通路や、幹まわりに敷いて地温の調整や湿度の調整をします。
2つめは、養鶏場の鶏舎の敷床です。提携先のぐんけい農園は「みやざき地頭鶏」の養鶏場です。
そこで敷いたわらと、鶏糞によって良質の鶏糞、稲わらの発酵堆肥ができます。
この堆肥をつかってお米や、胡瓜を生産しています。
3つめは、「タタキ」を炙るためのわらです。カツオや地鶏を直に炙る「タタキ」。
やはり、無農薬で育てた稲わらが使用されています。(炎の舞らくい様)
お米ばかりがクローズアップされがちですが、古よりわらは俵(たわら)になったり
建材(土壁の材料)となったり、日本人には欠かせない田んぼの恩恵のひとつなのですね。